先日TwitterでE/e’をイメージ化したスライドを投稿しました🙋🏿♂️
左室拡張能シリーズのラストです🧞♂️
E/e’: 左室流入血流波形をe’で除した値で、
左室弛緩がE波に与える影響を補正しています。
E/Aで正常パターンと偽正常化パターンを見極める時に有用な指標でもあります、
拡張能が低下するに従い、値が上昇します。
理解してイメージするには、単語のE波とe’を理解する必要があります。
まとめはこちらを参照下さい💁♂️↓
おさらいですが、
E波: 拡張早期に心室の陰圧で流入する勢いの程度(スピード)

e’のおさらいはこちらから💁♂️
e’は僧帽弁輪の移動する速度です。

僧帽弁の付け根が弁輪になります。黄緑色の丸く印た部分ですね。
この丸く印た部分が収縮で心尖部に向けて動き、拡張早期に心房に向かって動きます。
この動きを速さで表したのが、e’になります。
この2つの割合を指標にして、左室拡張能を評価できます。
覚えるPoint: E/e’は拡張能が低下するにつれ値が上昇します。
障害のパターン別に見てみます。

E波は障害の程度で上がり下がるパターンではないです。
e’は障害の程度が強まるにつれて、値が下がっていきます。
分母であるe’が低下すると値は上昇する為、E波で捉えられなかった部分を補足し、分かりやすくなっています。
また、E/e’は左房圧を推定する指標ともなります。
正常ではE/e’≦8です。
高度に左房圧が上昇すれば、≧15を超える事もあるようです。
これら指標で左室拡張能を評価していきます。
臨床で心エコーレポートをみる機会があれば、
左室拡張能評価をみていきましょう。
様々な患者の値を見ていく事で、
イメージできるようになっていきます。
最後まで見て頂きありがとうございました😊
Twitterで投稿したスライドGIFは、、DLできます🧞♂️↓


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